こんにちは。マグロです。
今回の記事では、私が学生時代に学びました”キャリア教育”について簡単に述べていきたいと思います。
社会人となって職業生活で求められる技術や能力と学校教育で扱われるキャリア教育の内容との間に「ミスマッチ」が生じてるというトピックを、皆様はお聞きしたことはありますか。
日本の学校(主に小中高)で、職業生活で求められる技術や能力を培うキャリア教育に直接的に関係する具体的な実践の機会がそもそも少ないと感じます。
私自身は、中学校の時に三日間だけ「職業体験」というものを行なったことがあります。義務教育下で直接的に社会と関わったのは、その一度だけでした。
あの時の職業体験が、その後のキャリアプランに活きているかと問われても、うんとは正直言えないところです。
学校側としては、児童・生徒が「職業体験」を経験さえすればキャリア教育を行なったことになると思っているかもしれません。
だとしたら、キャリア教育に対する意識や指導がまだ日本では弱いと感じます。
学生時代に、キャリア教育は児童の「職業観・勤労観」を養うものだと規定されていると説明されましたが、そもそもその定義や目標が漠然としていて曖昧だとその時感じました。
この曖昧な考え方は、現代を生き抜く子どもたちにも少なからず影響がでているとマグロは考えます。
例えば、将来に対して漠然としていて夢が全くない子から、無難にサラリーマンになりたいと思う子、YouTubeに出て経済を成り立たせようとする「ユーチューバー」になりたいという夢追い型の子も存在します。
学校のキャリア教育で職業観や勤労観を育てているはずなのに、あまり個性を感じさせずその場しのぎの考えを持っている児童も存在します。
この辺りからもキャリア教育が子ども任せになっており、曖昧であると感じます。
小学校ぐらいにおいては、まだ社会についてあまり知らなくてもしょうがないとは感じます。だからこそ、小学校では自分は何が好きか、自分は何をしたいか、自分は何が出来るかなどまずは自分についてのリサーチを徹底的に行うのが良いのではないのでしょうか。
これは、就活における自己分析と強く関連していると私は感じます。
大学3年生が就活間際に、自分について整理する自己分析を行なっていますがこれも今まで、自分について深く見つめていなかったが故に、大学3年生になって初めてやらなければいけない課題となってやってきたのだと私は考えます。
私は以前、子どもの職業体験施設でアルバイトをしていました。そこには、日本各地から社会科見学や修学旅行の一環として、その施設に入園してきます。
この施設は様々な職業体験が実施することができ、子どもにとっても絶好のキャリア教育の舞台である。
キャリア教育というのは学校での机上のことだけではどうしても事足りないと私は感じます。
やはり、体験的・実践的な活動を通して職業観や勤労観は磨かれるのではないでしょうか。
まずは、学校教育で行われているキャリア教育の定義の曖昧性から考えなおす必要があり、知識基盤社会と言われるこの現代を子どもたちが将来的に強くたくましく生き抜くためにキャリア教育が更に求められていると感じます。
実際の企業や地域社会等を活用しながら、子どもたちのキャリア教育を体験的に育ませられるよう学校教育も変化していくと、いざ社会に出た時のミスマッチも防げるのかもしれません。
それでは今日はこの辺で。