こんにちは。マグロです。
本日は精神科医でありながら幾つかの著名な書籍を執筆された樺沢紫苑さんの「学び効率が最大化するインプット大全」を読んだ上での概要と私なりの感想をお伝えしようと思います。
この書籍は、「アウトプット大全」に続いて出版されたものとなっており巷でも良書として評価されています。
2時間あれば十分に読み終えることができるので、時間が取れない方でも気軽に空き時間に読むことができるものとなっています。
では概要説明に入ります。
(例によって今回も私が個人的に勉強になった部分を抽出して紹介していきます)
まず、樺沢さんのインプットの定義を確認すると以下のようなものになります。
インプットとは情報等を脳へ入力をして、保存することで初めて本物のインプットと言えるようです。
何となく読む聞くようなインプットでは、インプットしきれたとは言えないのです。
話す書く行動するアウトプットすることで、インプットをしたと言えるのです。
つまり、アウトプット前提(AZ)でインプットすること。
アウトプットする為のインプットを意識する必要があるのです。
その為、事前に最後に発表する機会などアウトプットする機会を意識的に作っておけばインプットの時間を無駄に過ごさず内容を全力で理解しようと努めようと脳は頑張るのです。
しかし、全力で理解に努めようとして内容の1から10全てを聞き逃さないぞと意気込んでも情報が大混雑になってしまい、脳がパンクしてしまいます。
脳が一度に処理できるのは3つほどと言われているようです。
なので、3つの学びで充分という気持ちでインプットに励むと能率の高い時間になるのです。
欲張りがちな私にとっては、3つの学びだけでは勿体ないような気もしますが素直に受け入れて、この原則を守ってインプットに励んでいきたいと考えています。
先程、アウトプットを前提にしたインプットと説明しました。
つまり、最初に方向性とゴールを決定した上でて、インプットに励むことが大切なのです。
方向性が曖昧なものと、方向性が確立した例を示すと以下のようなものになります。
例)何故、英語を勉強するのか?
→ 将来役に立ちそうだから×
→海外留学したいから○
(下記にイメージ図がありますので、ご自身のインプットする前の方向性とゴールを決める際に参考にしてください)
(学び効率が最大化するインプット大全)
ここでより具体的に目標を立てた、野球選手の大谷翔平さんが行った目標の立て方を見てみましょう。
マンダラチャートで目標を明確化してみよう!


インプットにも様々な方法がありますが、今回は2つの方法をあげます。
1つは、「本を読むこと」
もう1つは「人に会うこと」です。
まずは、「本を読むこと」について説明します。
時間には限りがあります。
沢山の本を読めばその中に良書は紛れているかもしれません。
しかし樺沢さんは、「量より質を意識する」読み方を推奨しています。
野球で例えると、シングルヒット本ではなく、どかーんと一発ホームラン本を見つけることが最短でインプットできる道筋なのです。
ホームラン本に出会う方法については、以下に示しましたイラストを参考にしてください。
(学び効率が最大化するインプット大全)
初心者は、④のおすすめ読書術となっています。
読書家が推薦する本を、素直に自分でも読んでみるという方法です。
本の選び方について説明しましたが、本の読み方にも注意点があります。
それは、速読ではなく深読(しんどく)を行うということです。
これは簡単に言えば、沢山の本をただ読むということを繰り返すのではなく1つの本にしっかり向き合って読み進めるということです。
1つの本と深く対話してこそ、深い学びも実現できるのです。
その際、本の内容や感想を求められたときに他人に説明できるレベルで読む事がAZインプット読みに繋がります。
私の今回の記事のように、皆様に伝える説明や感想を書く為に、どこの部分をどのように引用して執筆しようかと考えながら読むことがAZ読みとも言えるのではないでしょうか。
続いて、もう1つのインプット方法「人と会うこと」を説明してきます。
先に述べた「本を読むこと」はインプットの土台になる部分であります。
しかし、自分1人で部屋にこもって、どれだけ必死にインプットやアウトプットを繰り返しても成長には限界があります。
人と会って関係性を築き、様々なことを教えてもらい、また自分も教え、互いに気付きを得ながら、一緒に自己成長していく。
そういった「仲間」を持つことで、成長は猛烈に加速していきます。
人と会うことで、自分が悩んでいた問題や課題に対する答えが簡単に見つかることも多いのです。
人と会う事は自己成長の加速装置であり、究極のインプット術であるのでこちらの方法も樺沢さんは推奨しています。
その際、グループではなく1対1で会うことをすすめています。
グループではなく1人と深く対話をすることによって、関係を構築して深いことについても話ができる仲間になるからです。
一般的に、上司や先輩など上の人々からインプットした方が効率が良いと考えがちです。
しかし、友人や同僚など横の繋がりもとても大切にするべきです。
なぜなら、同世代の人々から聞ける情報や知識は自分にとって身近であるため、具体的な学びに繋げることができます。
私の偏見ですが意識高い系に多いのが、上司や先輩などタテの関係を重視し、よく分からないセミナーなどに参加して意気揚々と学んだ気になっているイメージです。
長期的に活かせるインプットも大切ですか、現状に活かせる情報のインプットが足りないと本末転倒だと私は思います。
現状と将来を変えるインプットの両輪をどちらもまわしながらが一番最善なやり方でしょう。
インプット:アウトプットの割合は 3:7と言われています。
最後に、樺沢さんは今のインプットの効果は10年後に現れると述べています。
気の遠くなるような年数な為、モチベーションが無くなる不安もあります。
しかし、知識が血となり肉となり自分のものになるのは大概時間がかかるものです。
10年後なりたい自分になるためにどんなインプットを目指すか。
私も今から10年後と言えば、30代中頃です。
30代中頃まで、社会に文句を言いながらくすぶっているか。
満足のいく生活を送っているか。
これからの自分の選択と行動の積み重ね次第だと思います。
AZインプットを継続して、10年後には情報通というよりかは知識人や知恵者となれることを目指し、満足のいく人生を送っていることを願っています。
皆様も一緒に頑張って未来を変えていきましょう。
本日も、最後まで拝読いただきましてありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。