【転職と副業のかけ算】 〜 3章①転職活動前の考え方編 20代社会人はどう考えるか 〜

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こんにちは。マグロです。

先週から連載しています moto / 戸塚 俊介 さん執筆の「転職と副業のかけ算」という書籍についての概要と私の個人的考え方を述べていきます。

前回の記事についてもご興味ありましたらご覧下さい。

本記事は3章「4度の転職で年収を上げ続けた転職術①(転職活動前 編)」について執筆させていただきます。

3章は内容が濃いため、本記事含めて全4回(本記事は第1回目)に分けて連載していきます。

1.キャリアに対する根本的な考え方

上司の評価より市場の評価に軸を置く

出典 いらすとや

上司から評価をいただくことは勿論大切なことですが、この先どれくらい働くかわからない会社の上司から評価をもらうことに注力するより、転職市場での評価を上げることの方がよっぽど大切です。

全国には自分よりも圧倒的に高い成果を出せる人々は大勢いますので、どんなに会社で優位な役職についていたとしても自分の価値は役職だけでは決まらないのです。

“井の中の蛙” 状態にならないように気をつけましょう。

それでは”市場からの評価”はどのように高めていくのでしょうか。

筆者の moto / 戸塚 俊介 さんは“市場からの評価”は、自分の生産性を高めることで上がっていくと述べています。

生産性とは “会社の業績を伸ばすための本質を見極めて効率的に行動する力” のこと

と説明しており以下の5つの要素に分解できるようです。

  1. 論理的な思考ができる力
  2. 構造的に物事を捉える力
  3. 物事を俯瞰した上で課題を特定する力
  4. 課題に対して仮説を立て、誰にでもわかりやすく話せる力
  5. 1〜4を用いて組織をマネジメントする力

この力を要約すると「自分の仕事をちゃんと理解したうえで、どんな人にでもわかりやすく説明できて、行動を、伴っている人」を指しています。

分かりやすく伝えられる程度としては、「小学6年生が理解できる説明」意識を持つことが問われます。

その中で必要になるのは

自分の「仕事の意味を理解する」

出典 いらすとや

自分の仕事を理解するうえで、まずは「全体像」を把握することが求められます。

業界の状況 → 会社の課題 → 部署の役割 → 自分のミッション

というように広い視点で見ることが求められます。

この広い視点を持った上で、

今まさに手元でやっている仕事にはどんな効果があるのか?

クライアントはなぜウチに依頼をして、本当は何を期待しているのか?

こうした考えの癖を日頃の仕事の中で意識することが必要です。

目の前の仕事で精一杯になってしまいがちですが、

目の前にある木だけを見るのではなく、

その後ろにある森を見て、今度は遠くからそれが山であることを認識するくらいの俯瞰的に見ることも転職をする上で大切な考え方なのです。

しかし、考えるだけでは足りません

転職で最も評価されるのは、「考えた上での行動経験値」です。

指示の裏にある背景や全体像をを理解した上での行動は市場でも評価されます。

参考に、最も評価されない人をお伝えしておくと、「言われたことだけやった行動をとる人」です。

能力を高めるためにも、「自分が経験したことのない仕事」に飛び込んでみるなど行動をすることが大切です。

自分の「値段を把握する」

出典 いらすとや

筆者の moto / 戸塚 俊介 さんは、転職を考えていないときでも、毎月1回は必ず自分の職務経歴書を見直しているようです。

定期的に職務経歴書を更新して、転職エージェントと面談することで「自分の値段」を把握して日頃の仕事でどれだけ自分の価値に変化があったのかを確認するのです。

私も転職活動をする際に、転職エージェントに幾つか登録して面談等を行いましたが、転職する気満々で利用していたのでこの考え方は新鮮でした。

良い転職エージェントは、直近の転職成功だけを目指すのではなくその次のキャリアまで見据えた提案をしてくれることもあります。

転職エージェントに関しては、当たり外れもあるようなので、また別の記事で説明させていただきます。



市場価値を上げる3つのキャリア設計図

出典 いらすとや

1.出世によるキャリア

1つの会社で順々にキャリアアップを目指す従来の社会構造に多いキャリア設計です。

2.職種のスペシャリストになるキャリア

職種とは、営業や経理、企画、総務、人事など仕事の種類になります。

職種については業界に関係なく横断的だとも言えます。

そのため、何か1つの職種に軸を置いて業種を変えて転職をしていくというキャリアアップになります。

筆者の moto / 戸塚 俊介 さんもこのキャリア設計図を描いており、営業としてこスキルを高め、年収の高い業界に役職をつけて転職することで年収を上げてきたようです。

現在の職種に求められる「コアスキル」を高めて業界を問わず、横断的に活躍できるようにすることで、役職や年収を上げていくプランです。 

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3.業界のスペシャリストになるキャリア

一貫して同じ業界内を動くことで、その業界の知識や知見を誰よりも有する「オタク」のような存在を目指すキャリアとも言えます。

年収が低くても本当にその業界が好きでプロになりたいという方にはおすすめのキャリア設計図だと思います。

3つのキャリアアップについて述べましたがこれらに共通しているのは、平々凡々と今の職種や業界の仕事をただこなすようでは、キャリアアップを成し遂げることはできません

常に自分の先にある選択肢を見据えて行動することが必要なのです。 

続いて転職活動を始めるに前についての考え方を述べていきます。



2.転職活動を始める前に

出典 いらすとや

転職におけるベストなタイミングとは?

「石の上にも3年」とは言いますが、転職において、「何年働いた方がいい」という期間はあまり意味がないようです。

大切なのは、期間における中身なのです。

ただ時間が過ぎるのを待って仕事をするよりも、常に転職市場から求められる能力や成果を追い求める人材でいることの方が大切です。

しかし、「転職をしてはいけないタイミング」というのも存在します

それは、「今の仕事が辛い、嫌になった」というタイミングです。

転職することが「目的」ではなく、自分が叶えたいことを実現するための「手段」として、転職をする。

その為にあえて転職すべきタイミングがあるとすれば、「仕事が最高潮のタイミング」です。

勢いがあり、脂が乗っている人材の方が転職市場でも価値が高いです。

転職で大切なことは「情報量」

転職で大切なのは、共通点を探すための情報量です。

多くの求人を見ることで、自分が求めている仕事の年収の相場や自分を求めている会社を見つけることができます。

今すぐに転職する気が無くても、転職情報は常に眺めておくと良いです。

どんな求人情報があり、それにはどんなスキルが必要で、自分はどんなスキルを高める必要があるか確認します。

そしてその確認したことに近づけるように、日々の仕事に励むことで本当に転職をしたいと思った時に、すぐに行動ができるようになります。

転職前の考え方については以上になります。

本書籍にはまだまだ伝えきれない程、有益な情報がとても詰まっています。

働く方々には、是非1度手に取って実際に読んでみることをおすすめ致します。

長くなりましたが、本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます!

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